福聚山大慈寺ふくじゅさんだいじじ

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禅師の書画について


穆山禅師は、何事に対しても、徹底することを家風
とせられた。先祖供養の読経中に、供養会の参会者
が、釈尊の御説法を聴聞して歓喜法悦し涙を流す
ような有難い場面―雰囲気に浸るような読経が本当
の読経だ!だから百千万遍も誠心誠意のこもった
読経修行をせよ!書画に於ても然り、禅師の書道は
王義之の古法帖に依って大成し、加うるに自己性
(我流ではない)が加味された書風で、王義之書法
の典雅で力強い貴族的な気品が極めて高い書法を
継承していると評価されている。

又、絵画については、達磨像、観音像、恵比寿、
大黒天像、松、竹、梅、風景画、蕪、仏画、肖像等、
縁に従って染筆せられたと思われる作品が遺されて
いる。

何れも力一杯の傑作、優秀作と拝観していますが、
就中、達磨像、観音像に於ては、過去の名僧知識の
作品として、これら以上のものあるとは寡聞にして
知らない。

又、樹木については、筆者の自坊は、
八戸藩三代藩主通信公が

 八千とせも ながく伝へん 此の寺の

   松は正本の かつらならねど

と、歌った名本五本松のある大慈寺でありますが、
穆山禅師筆の松樹は、まことにすばらしく、見る人
を驚嘆させています。

最後に、禅師が最も多く遺された作品は寶珠で
ございましょう。

寶珠は、時、所、位に応じて自由自在に御染筆
されていますが、数に於ては、三珠、五珠、七珠、
七十七珠等あり、何れにも火炎が勢よく燃えて
います。

火炎は賓珠ばかりでなく、福禄寿、等の目出度い
文字にも活性化されています。

これは、現代の字を絵化している新書道派の元祖
でもあると云っても過言でないと思います。

よく穆山様の字は読めないと云う人かおりますが、
これは読めない方の罪で、穆山様が悪くありません。
穆山様の文章には、禅句、仏語、漢詩ありで、
その道に造詣が深くなければ読めません。

仏教一辺倒の学者には白楽天の名詩を書いた
穆山様の名筆は読めないのです。

私達は読めるまで勉強し研究しましょう!

元八戸文化協会長、八戸小唄作詩者の法師浜桜白先生
が、「小学校時代に、穆山様の賓珠を必修の習字
として書かされた」と、当時の事を詳しくお話して
下さいましたが、習字と精神修養の二面を学習させ
られた八戸小学校教育の一駒であります。

この歴史を持つ八戸市は禅師の御染筆が小学校に多く
残っている現実を忘れてはなりません。

直言多謝。



穆山禅師略伝

寺院 散策写真


曹洞宗

福聚山 大慈寺

住所:八戸市長者1丁目6−59

電話番号:0178-22-1856