① 明治三十四年三月十九日、一宗の公選により、 大本山総持寺貫首となる。 ② 同年六月一日より一週間、八戸市糠塚大慈寺 に於て、授戒会（仏教信徒特別教育）を執行 して一大感化を与えた。 ③ 同年六月十九日、明治天皇より「直心浄国禅師」 の禅師号を勅持賜された。 ④ 同年九月十八日、大本山総持寺へ晋山式入山し、 祝国開堂の大式典を挙行し、大祈祷と大説法を せられた。 ⑤ 明治三十五年一月一日、曹洞宗第七代管長に 就任し、参内して明治天皇に拝賀した。 ⑥ 同三十六年六月十八日、大本山総持寺移転先 を横浜市鶴見と内定せしむ。 ⑦ 明治四十年、シンガポール日本人墓地に建立 された釈教山西有寺に開山禅師として勧請された。 現横浜市西有寺住職、八戸市大慈寺住職、相模原市 泉竜寺住職の三人が発起人となり、昭和五十九年 九月に復興再建したシンガポール釈教山日本寺 （旧名西有寺を通仏教徒寺院として改名した。 日本系統の寺院の建立は此の外には許可しない 方針シンンガポール政府）である。穆山禅師略伝
